宇和島は四国南西部の位置し、町の西側は宇和海に面しており、空気が澄みよく晴れた日には遠くに九州を望むことができます。町の東側には1000ｍ級の山々が連なる鬼ヶ城山系がそそり立ち、海と山が同時に楽しめる美しい町です。四国南西部ですが年中温暖というわけではなく、毎年のように冬には雪が降り積もります。
宇和島地方の方言は近隣の方言と異なっており、やさしく穏やかです。諸説ありますが、幕藩時代仙台藩からの伊達秀宗公の入封も影響していると言われています。また、宇和島には伊達藩由来の「和霊大祭（うわじま牛鬼祭）」という夏祭りがあります。長い首に鬼の頭を付けた牛鬼と呼ばれる大きな山車が町中を練り歩き、世間の魔を祓うと言われています。弊社商品「牛鬼えのき」ならびにロゴはこの牛鬼にあやかって作っています。
宇和島は山と海に面しており、広い土地が少なく先人たちは段々畑を築き、山に這うようにみかんを栽培してきました。今では愛媛を代表する農産物となっています。また、山からの豊富な栄養が流れ込む海では、真珠や鯛の養殖で有名です。魚のすり身を油で揚げた「じゃこ天」やかまぼこも宇和島の名産品として多くの人の知るところとなっています。
宇和島食菌も段々畑と同じ山間に立地しています。みかん農家さんが急傾斜な畑で踏ん張りながらみかんを作ってきたように私たちも一生懸命踏ん張りながら、お客様に満足していただける農産物を届けたいという気持ちをスタッフみんな胸に秘めております。
また、宇和島の方言のように温和でやさしい空気を少しでもお客様にお届けできれば幸いです。
